GROWSの概要
GROWSは現在開発中のものであり、仕様に関しては流動的に変化しています。本文章は2007年7月現在の仕様に基づいて記述されています。
GROWSとは
- GROWS = GS Remote Operation Web Service
- インターネット経由で遠隔ユーザに地上局制御インターフェースを提供するソフトウェアパッケージ
- GROWSはローカルPC上における地上局制御プログラム(例:GMS)をインターフェースから制御できるようにする
- Webサービスの通信プロトコル = SOAP通信(TCP/IP + XML)
- 全局で同一のサービス内容を用意
- GSNではGROWSを標準のネットワークプロトコルとして採用する

GROWSのPublicメソッド
- struct GrowsResponse
- GROWSからの応答を格納した構造体。すべてのGROWSメソッドはこの構造体を返値とする。
Public struct GrowsResponse
{
public bool Succeeded;
public string[] Remarks;
}
- GrowsResponse GetGrowsVersion()
- GROWSのバージョンを返す (例 "5.0","07/02/07")
- GrowsResponse GetLocationInfo()
- GrowsResponse Login(string userName, string password)
- ログイン。制御メソッドやTCP/IPデータポートサーバへ接続する前に本メソッドでログインする必要がある。
- GrowsResponse Setup(string sat_name, string destination, string tle1, string tle2)
- GrowsResponse AddAccessComputers(string[] ipAddress)
- クライアントPC(遠隔制御ユーザが使用しているPC)のIPアドレスをセットする
- GrowsResponse GetCameraAccessInfo()
- 地上局がWEBカメラ等を設置している場合、その情報を返す
- GrowsResponse GetDataAccessPoint()
- GrowsResponse GetStatusAccessPoint()
- GrowsResponse SetStatusInterval(int seconds)
- ステータス配信サーバの配信頻度(間隔秒)を設定する
- GrowsResponse StartTracking()
- GrowsResponse ChangeDownlinkMode(double freq, double freq_offset, string mode)
- ダウンリンクの各種設定(中心周波数、周波数オフセット、TNCモード)
- GrowsResponse ChangeUplinkMode(double freq, double freq_offset, string mode)
- アップリンクの各種設定(中心周波数、周波数オフセット、TNCモード)
- GrowsResponse UplinkCommand(byte[] command)
- GrowsResponse ContinueAccess()
- GROWSは最後のメソッドから5分経過すると自動的にセッションを閉じるので、随時ContinueAccessメソッドを送ることでログイン済みのセッションを維持する
- GrowsResponse Logout()