システム概要

 RISING-2の内部機器配置を図1に示す.構体は初号機の設計思想を継承し,中央主柱構造とする.中央主柱のみ板厚3mmのアルミ板で,6面パネルはアルミアイソグリッドパネル(リブ厚10mm, 下面のみ20mm, 最薄部1.5mm)で構成する.太陽電池セルはボトムパネルを除く5面に貼り付ける.

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図1 内部構造

 システム特性一覧を表1に示す.またシステム関連図を図2に示す.CPUやFPGAを搭載したバス系制御装置はSCU, ACU, PCUの3台であり,ミッション系機器は,観測ミッション系制御ユニット(SHU, Science Handling Unit)に接続する.

表1 システム特性一覧
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図2 システム構成図

 東北大局(直径2.4m)を主管制局として使用し,受信専用局としてスウェーデン局(直径2.4m)および福井工大局(直径10m)を使用する. 38400bpsでデータ受信すると、日本局単独だと4pass/dayでデータ量は7.96MB/dayだが、スウェーデン局を組み合わせると14pass/dayでデータ量は27.8 MB/dayに増加する。福井工大局で96000bpsのデータ受信を実現すると、3局で39.8MB/dayまで達成できる。

 姿勢制御シーケンスを図3に示す.軌道投入直後の角速度は初号機運用の実績値で2.3deg/s程度である.磁気センサと磁気トルカのデタンブリング制御により,角速度は0.2deg/s未満まで抑制可能である.この磁気トルカ制御は「非観測モード」で逐次実行する.「観測モード」(日照・日陰で各15分)が開始すると,衛星はスターセンサで現在の姿勢角を計測し,ホイールを駆動して目標方向へマヌーバし,観測モード終了まで姿勢制御を継続する(定点指向制御).

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図3 姿勢制御

(C) The Space Robotics Lab (Space Exploration Lab), Tohoku University
Last-modified: 2011-06-15 (水) 15:59:12 (2805d)