システム試験

 RISING-2ではEMとは別にFMを製作する。EFM一式よりも過酷な試験条件を適用でき、軌道上不具合発生時にも地上検証が可能である。

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図1 システム試験

電気試験

 2010年11月から実施しているシステム電気試験の様子を図1-aに示す。試験には運用にも使用できるコマンド送信機およびテレメトリ受信機を使用する。これらの地上通信装置を操作するGUIプログラム(Quick-Look Software)を準備し、電気試験の過程を通して洗練化し、最終版を運用ソフトとして使用する。QLソフトには衛星独自のコマンド・テレメフォーマットを組み込むため、システム仕様書で事前に定義する。また太陽電池パネルの発生電力を模擬するために、PC制御可能な電源システムを使用する。

振動試験

 EM構造は2010年1月より製作を開始し、システム振動試験は2010年5月~12月の期間で実施した。振動試験の様子を図1-bに示す。最初はダミーマスを搭載したMTM(mechanical test model)を使用し、最後にEM機器に置き換えて試験する。

 MTM振動試験では、それぞれ1~2ヶ月の間をおき, 不具合発生箇所を改良して合計4回実施した。試験結果をFemap with NASTRANを使用した解析で再現し, 改修に対する効果を予測する。

 MTM試験ではロケットとの結合機構(JAXA製PAF239M)を再現した高さ約130mmのダミー分離結合部を使用した.実物と剛性の特性は変化がない。また16chの加速度ピックアップを付属した振動計測システムを準備し, 試験の実施効率を向上させた.

熱真空試験

 2010年12月に熱真空試験を実施した。図1-cに示す。EMの各面にヒータを貼りつけて、パネルからの入熱に対する構造および各ユニットの温度変化を計測し、熱解析モデルを更新した。また各機器は動作温度範囲において安定動作することを確認した。


(C) The Space Robotics Lab (Space Exploration Lab), Tohoku University
Last-modified: 2011-06-15 (水) 15:40:01 (3095d)