宇宙システム講座
宇宙探査工学分野 [宇宙ロボット研究室]
航空宇宙工学専攻・機械知能・航空工学科(航空宇宙コース)

教授 吉田 和哉
     よしだ かずや
准教授 桒原 聡文
      くわはら としのり
助教 宇野 健太朗
    うの  けんたろう
 
特任講師 藤田 伸哉 特任助教 Mickael LAINE 助教 Shreya SANTRA

2021年メンバー一覧はこちら


-

吉田和哉教授が「険しき星をゆく! ~宇宙ロボットたちの冒険~」
に登場しました!

こちらから動画をご視聴ください。


㈱ispaceによる
民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」
ミッション1打ち上げ成功、月に向けて飛行中!

 株式会社 ispace による民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)が、2022年12月11日(日)16時38分(日本時間)に米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から SpaceX 社の Falcon9 ロケットにより打ち上げられました。
 同ランダーは、ロケットからの切り離し後、安定した飛行状態の確立、搭載機器の健全性の確認、および初回軌道制御マヌーバー(ランダーに搭載した推進系を用いた軌道修正)の各マイルストーンを完了し、月に向けて順調に飛行中です。
 株式会社 ispace は、吉田和哉 教授の月面探査ロボットの研究成果をベースにローバー開発に取り組んでおり、2010年に創業された宇宙スタートアップです。グーグル・ルナ・エックスプライズへの挑戦を経て、2017年からはランダー(月着陸船)の自社開発を行ってきました。ミッション1ランダーの月面着陸が成功すれば、民間企業としては世界初の快挙となることが期待されます。
 同ランダーの運用・管制は、東京日本橋にあるispaceのミッションコントロールセンター(MCC管制室) より行われており、管制室では吉田・桒原研の卒業生もispaceのエンジニアとして日々の運用に参加しています。

吉田和哉教授が参加する民間月面探査チーム「HAKUTO」が
Google Lunar XPRIZE モビリティサブシステム
中間賞を受賞しました!

2015年1月30日・東北大学

●最新情報は、こちらからどうぞ!

開発した月面探査ローバーの動画

Google Lunar XPRIZEは2018年3月末をもって、
優勝者なしにて終了しました。
しかしながら、私たちはXPRIZEのチャレンジ精神を引き継ぎ、
史上初の民間月面探査実現をめざして、
HAKUTO-R (Reboot)プロジェクトを推進しています。

株式会社ispace / ispace, inc.

当研究室では超小型衛星の開発に取り組み、2009年に第一号機となる「雷神」を打上げて以来、2019年までの10年間に計10機の超小型衛星を開発し、
宇宙空間での運用に成功しています。
この中には、 フィリピン初の超小型衛星「DIWATA-1」(2016年軌道投入)
同2号機「DIWATA-2」(2018年打上)や、
国際理学観測衛星「RISESAT」(2019年1月打上)、さらには
人工流れ星衛星「ALE-1」(2019年1月打上),「ALE-2」(2019年12月打上)などが含まれます。
いずれも、軌道上で順調な成果をあげています!

NEWS: 北大・東北大共同開発のフィリピン共和国第2号衛星「DIWATA-2」が台風11号の目の撮影に成功しました!
台風勢力を正確に推定するには台風の目の雲(壁雲)の形状を高精度で把握する必要がありますが、これまでのほとんどの衛星ではその詳細な構造を立体的に撮影することは不可能でした。北海道大学、東北大学及びフィリピン政府が共同開発し、2018年10月に打ち上げられたフィリピン共和国の第2号超小型衛星DIWATA-2は、カメラの視野を特定の緯度経度に固定しながら撮影する高度なターゲットポインティング機能を有します。今回、非常に強い台風11号の目を標的に、複数角度から連写撮影することに成功しました。


(写真 左)モノクロ魚眼カメラによる台風画像
日本時間2022年8月30日 14:43:51に魚眼カメラが捉えた台風11号

(写真 右)高解像度モノクロカメラによる台風の目の連写画像
日本時間2022年8月30日 14:42:51-14:44:51に、視野に台風中心を捉えたまま18回の連写を行ない、その中から24秒ごとに撮影された4枚を示す。台風の目の中に、筒状に切り立った「壁雲」が確認できる。解像度は約55 m

●超小型人工衛星技術研究開発グループの活動については、
こちらをご覧ください!

●フィリピンのPhl-Microsatプログラムについては、
こちら(英文)をご覧ください!

吉田和哉 教授が、Moon Shot Episod 5 と題した
短編ドキュメンタリーに出演しました!


上記画像をクリックすると動画(Youtube)が始まります。

吉田和哉 教授が、仙台で開催されたTEDxTohokuにて
トークを行いました!


Photo by Kazuhiko Monden

詳しくはこちらをご覧ください。(2014年10月12日)

吉田和哉教授が、TBS「夢の扉+」に
ドリームメーカーとして登場しました!
【放送日】 2011年11月13日(日)18:30~

http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20111113.html

●機械科学技術国際共同大学院プログラム

●吉田和哉 教授に関する最新情報は、
こちら(Facebook 公開ページ)をご覧ください!

●吉田和哉 教授の研究業績は、
こちら(Google Scholar Citations)をご覧ください!




宇宙機・ロボットの機構,ダイナミクス,制御の研究を通して 宇宙探査に必要な技術開発を進めています.

本研究室では,軌道上の宇宙ロボットや惑星を探査するロボット(宇宙探査ロボット)のダイナミクスと制御の研究を行っています.宇宙環境で動作するロボットの力学を解明し,新しい機構や制御法を開発しています.宇宙航空研究開発機構(JAXA)を中心に進められているわが国の宇宙開発ミッションにも深くかかわっています.また大学主導型の小型衛星の開発を目指しています.さらに宇宙開発で培った技術を,防災ロボットなど地上で求められている技術へ応用することにも,積極的に取り組んでいます.

-
-
研究テーマ・教育活動
宇宙フリーフライングロボットの研究: 宇宙ロボットの技術試験衛星(ETS-VII)で軌道上実験を行いました.そこで得られた経験に基づき,
軌道上での捕獲や組立作業のための力学・制御の研究を進めています.
宇宙ステーション搭載ロボットの研究: 宇宙ステーションでの活動をより有意義なものとするための搭載ロボットアーム(JEMRMS)の新しい制御法を提案しています.また,宇宙ステーション外壁検査ロボットの研究・開発にも取り組んでいます.
月・惑星探査ロボットの研究: 月や火星を探査する移動ロボットを研究・開発しています.また,不整地走行,遠隔操縦の技術を応用して,
地上での災害非常時の情報収集ロボットの開発もすすめています.
小惑星サンプリングミッション: 宇宙科学研究本部(JAXA/ISAS)の小惑星探査機「はやぶさ」の開発に参加しました.同探査機は2005年秋に,小惑星「イトカワ」へのタッチダウンを含む,詳細な科学探査を行いました.
小型衛星の開発: 国の専門機関による大型プロジェクトだけではなく,大学や民間による小型・ローコストなミッションを主体にして宇宙開発をすすめる可能性が広がっています.私たちは,理学研究科とともに科学観測ミッションを行う,高層気球,観測ロケット,小型衛星の技術開発を進めています.
プロジェクト参加型教育の実践: 私たちの研究室の学生諸君は,毎年,衛星設計コンテスト,ARLISS(アメリカの砂漠にてモデルロケット打上げ,探査ロボット実験),UNISEC(大学宇宙工学コンソーシアム)などの活動に参加し,プロジェクトを実体験することによって,多くのことを学んでいます.

ごあいさつ
東北大学受験を目指すみなさんへ
研究室メンバーの紹介
機械科学技術国際共同大学院プログラム
超小型人工衛星技術研究開発グループ
機械工学フロンティア創成
The SpaceDyn



English version